DIY初心者必見!木工・鉄工・コンクリート用ドリルの特徴と失敗しない選び方

こんにちは!

暮らしの「ちょっと困った」を解決、柴山金物店です。


「ドリルなんてどれを使っても同じでしょ?」
そう思っていませんか? 実はドリルの選び方ひとつでDIYの仕上がりが劇的に変わることをご存じでしょうか。

例えば木に穴を開けたいのに鉄工用ドリルを使ってしまった結果、刃がすぐダメになってしまった・・・。金属に穴を開けようとして木工用ドリルを使ってしまった結果、うまく削れないどころかドリル自体が壊れてしまった・・・。そんな失敗はDIY初心者だけでなく意外と多くの方が経験しています。

ドリルには「木工用」「鉄工用」「コンクリート用」と種類があり(厳密にはもっともっと種類があります。鉄工用でもどんな鉄工かによってドリルは変わります)、素材ごとに先端の形や性能が全く異なります。道具選びを間違えるとキレイな穴が開かないだけでなく、材料や道具そのものを傷めてしまうのです。

この記事では、DIY初心者の方が「これなら分かる!」「次は失敗しない!」と思えるように、各ドリルの特徴と選び方、よくある失敗例まで丁寧に解説します。これを読めば、道具選びに自信が持てるようになりますよ!


🔍目次

  1. 木工用ドリルの特徴と使い道

  2. 鉄工用ドリルの特徴と使い道

  3. コンクリート用ドリルの特徴と使い道

  4. ドリル選びを間違えたときの失敗例

  5. まとめ:道具選びでDIYの仕上がりが変わる


1.木工用ドリルの特徴と使い道

木工用ドリルはその名の通り木材専用に作られたドリルです。
DIYで棚を組み立てたり木の板に穴を開けたりするときには、この木工用ドリルが基本になります。

🔹 特徴

木工用ドリルの先端には「センターポイント」と呼ばれる尖った突起があります。この突起が木材にしっかり食い込み、ドリルの先端が滑らず正確な位置に穴を開けることができます。刃の部分は平らで、木の繊維を裂かずにきれいな丸い穴を作るように設計されています。

🔹 どんな場面で使う?

・棚板にビスを通す下穴を開ける

・木製の箱や家具を組み立てるときの穴あけ

・木材に飾り用の穴や加工用の穴を開けたいとき

木材は柔らかいため、木工用ドリルで無駄な力をかけず木目を傷めずにきれいに穴が開きます。逆に鉄工用やコンクリ用のドリルではドリルが滑ったり、木が割れたり焦げたりしてしまいます。

💡 ポイント

・木工用ドリルは無理な力をかけず、ドリルの回転に任せるように削り進めるのがコツです。
・ 厚い木材の場合は、途中でドリルを引き抜いて削りカスを逃がすときれいに仕上がります。


2.鉄工用ドリルの特徴と使い道

鉄工用ドリルは、金属のような硬い素材に穴を開けるためのドリルです。
DIYで薄い鉄板に穴を開けたいときや、金属パイプにネジ穴を作りたいときに活躍します。

🔹 特徴

鉄工用ドリルの先端はV字型に鋭く研がれていて、硬い金属に少しずつ食い込みながら削る形になっています。刃は螺旋(らせん)状で、削りカスを外に逃がしながら削り進める仕組みです。これを「ツイストドリル」と呼ぶこともあります。

🔹 どんな場面で使う?

・薄い鉄板に穴を開けるとき

・金属パイプにネジ穴を作るとき

・アルミや真鍮などの穴あけ

金属は摩擦で熱を持ちやすいので、切削油(潤滑油)を使うと刃が長持ちし作業もスムーズです。※ぶっちゃけ言うと・・・切削油を推奨していますが実際に使ってる人は聞いたことがありません

💡 ポイント

・ドリルの回転に任せ、無理に押し込まないようにしましょう。
・切削油がない場合は水を少量使うだけでも摩耗防止に役立ちます。


3.コンクリート用ドリルの特徴と使い道

コンクリート用ドリルはブロックやコンクリートのような硬く脆い素材に穴を開けるためのドリルです。DIYでコンクリ壁にフックをつけたいとき、ブロック塀に穴を開けたいときに必要です。

🔹 特徴

先端には「超硬チップ」と呼ばれる非常に硬い部品がついていて、硬い素材を砕くように削っていきます。刃も厚みがありゴツく頑丈な見た目です。

🔹 どんな場面で使う?

・コンクリートの壁にフックやアンカー用の穴を開けるとき

・ブロック塀に穴を開けるとき

・石材の穴あけ作業

このドリルは「ハンマードリル」や「振動ドリル」と組み合わせて使うのが基本です。普通のドリルドライバーでは効率が悪く削れません。

💡 ポイント

・振動機能を活用して一気に削るのがコツです。
・削りカスが多く出るため作業前に周りを養生すると片付けが楽です。


4.ドリル選びを間違えたときの失敗例

ドリルは用途ごとに種類があり、選び方を間違えると「思ったように穴が開かない」「道具がすぐダメになる」などの失敗につながります。
初心者がやりがちな間違いを、素材ごとの比較でまとめました👇

ドリルの種類 木材に使った場合 金属に使った場合 コンクリートに使った場合
木工用ドリル ◎ きれいに穴が開く × 刃が摩耗し削れない × 刃が欠ける、削れない
鉄工用ドリル △ 穴は開くが木が欠けやすい ◎ スムーズに穴が開く × 削れず刃がダメになる
コンクリ用ドリル × 穴がガタガタ、焦げる × 削れず刃がダメになる ◎ 砕きながら穴が開く

正しいドリル選びはDIYを成功させる第一歩です。迷ったら無理をせず専門店に相談するのがおすすめです。


5.まとめ:道具選びでDIYの仕上がりが変わる

ドリルは「素材に合わせたものを使う」だけで仕上がりが美しくなり、作業がグッと楽になります。逆に道具を間違えると材料も道具も傷め余計な出費につながります。どれを選んだらいいか迷ったときは、無理せず金物店や専門店に相談するのがおすすめです。柴山金物店では初心者の方が安心して選べるように、作業内容に合わせたドリル選びをお手伝いしています。お気軽にご相談ください!

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