こんにちは!
暮らしの「ちょっと困った」を解決、柴山金物店です。
「木をコンクリートにくっつけたい・・・」
でも、どのボンドが正解?

DIYやリフォームで意外と多いのが「木の板をコンクリート壁に貼りたい」や「巾木や下地をブロックに固定したい」といった場面。ところが普通の木工用ボンドや速乾ボンドではうまく接着できないことが多いんです。乾いてもすぐ剥がれたり、そもそも貼り付かない・・・。
そんなときに活躍するのが、コニシの『ボンドK10』。
パッケージにも「コンクリート・木材用」と書かれている通り、このK10は異素材である木とコンクリートをしっかり密着させるために開発された万能接着剤です。水性ボンドのように扱いやすく乾くと強力。現場の職人はもちろん、DIYユーザーにも人気の高い定番商品なんです。
この記事では「K10と木工ボンドはどう違うの?」「どんな場面で使えるの?」という疑問にお答えしながら、K10の特徴・使い方・注意点を分かりやすく解説します。
目次
1. ボンドK10とは?どんな接着剤?
コニシのボンドK10は建築や内装の現場で長く使われている「コンクリート・モルタルと木材をしっかりくっつける」ための万能ボンドです。パッケージにははっきりと「コンクリート・木材用」と書かれており、異素材同士でも安定して接着できることから大工さんやリフォーム業者はもちろんDIY愛好家にも根強い人気があります。
🔧 成分とタイプ
水性ボンド(いわゆる木工用ボンド)は「水で薄めた酢酸ビニル樹脂」ですが、K10は溶剤で樹脂を溶かした“溶剤系”タイプ。これにより、より硬くて密着性の高い接着層を作ることができます。
🧱 K120との違い
「K10とK120、どっちが強いの?」という質問をよくいただきます。
結論から言うとK120はより強力で“硬質素材向け”、
K10は扱いやすく“内装・木材施工向け”の位置づけです。
つまり、K10は「手軽に使える現場用」・K120は「本格的なプロ用」。
強度よりも作業性を重視したい場合や、軽量部材の接着にはK10が向いています。
🧰 柴山金物店の現場視点
実際にK10を使う場面はかなり多く、例えば以下のような用途で選ばれています👇
K10の魅力は、何よりも「塗って貼るだけ」という手軽さ。専用プライマーや混合剤も不要でチューブから出してすぐ使えるため、DIYや現場補修でも活躍しています。
2. 主な用途と使える素材
ボンドK10はパッケージにある通り「コンクリート・木材用」として開発された接着剤です。つまり吸い込みのある木材と、吸い込みがほとんどない硬質素材(コンクリート・モルタル)の両方にバランスよく対応できます。これが他のボンドとの最大の違いであり、“異素材をつなぐ”ための万能ボンドといえます。
🧱 主な用途
DIYからリフォーム現場まで、「下地が硬い素材」+「木材部材」という組み合わせならほぼ対応できます。
🔩 対応素材一覧
K10は内装用の中強度タイプなので重量のある金属や大型建材を支えるような接着には向きません。逆に「木枠・モール・巾木・化粧板」などの軽量部材の施工では抜群の使いやすさを発揮します。
3. 木とコンクリートがくっつく理由
木とコンクリート──この2つの素材、見た目も性質もまったく違いますよね。木は軽くて吸水性があり、柔らかい。一方コンクリートは硬くて冷たく、水分を弾く性質があります。そんな“真逆の素材”をしっかり密着させられるのが、ボンドK10のすごいところです。では、なぜK10は木とコンクリートをくっつけることができるのでしょうか?
🔬 秘密は「酢酸ビニル樹脂」と「溶剤」の組み合わせ
K10の主成分である酢酸ビニル樹脂(通称:酢ビ)は、乾くと固くなるプラスチック樹脂の一種です。これを有機溶剤に溶かした状態でチューブに入れてあるのがK10。
塗布すると溶剤がすぐに揮発して、酢ビ樹脂だけが残り、その樹脂が「接着層」として固まります。つまりK10は「乾く=固まる=接着する」仕組み。この過程で木の表面には染み込み、コンクリートの微細な凹凸には入り込むため、両方の素材を“機械的に噛み合わせて”密着させているのです。
⚙️ 木の「吸い込み」とコンクリートの「凹凸」がカギ
ボンドが木材の繊維に染み込んで、乾くとそのまま樹脂が固まり素材の内部に食い込むように密着します。コンクリート側は一見ツルツルしていますが、実際には表面に目に見えないレベルの小さな凹凸が存在します。K10はこの凹凸に入り込み、乾くと硬い樹脂が“くさび”のように固まるため非常に強い接着力を発揮します。
🧱 溶剤系ならではの「密着力の強さ」
水性ボンドではコンクリートに染み込みにくく、乾燥しても表面でポロッと剥がれることがあります。
K10は溶剤タイプのため、表面の微細な油分や粉塵をある程度溶かし込みながら密着。
乾燥後は強固で硬い“樹脂膜”を作るので外力や振動にも耐えやすいのが特徴です。さらに、溶剤が速く揮発することで初期接着力(貼ってすぐの粘着力)も高く、施工中にズレたり垂れたりしにくいというメリットもあります。
💡 K10が選ばれる理由は「ちょうどいい強さ」
K10はK120ほど硬くはありませんが乾燥後も少し弾性を残しているため、木材の膨張・収縮にも追従できるんです。
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硬すぎず柔らかすぎない
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固まるのが早く作業性が良い
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コンクリート・木材どちらにも密着する
この“バランスの良さ”こそ現場で支持されている理由です。
🪚 柴山金物店のひとこと
実際の現場でもK10は「木の巾木をコンクリートの土間に貼る」「モルタル壁に木枠をつける」といったときに大活躍します。エポキシのように強すぎず、施工が簡単。「仮止め感覚で貼ったけど、思った以上に強い」と驚かれるお客様も多いです。木とコンクリートどちらの性質にも寄り添って密着できる、それがK10が“万能接着剤”と呼ばれる理由です。
4. まとめ:木とコンクリートをつなぐならK10がベスト!
「木をコンクリートにくっつけたい」──
そんなときつい木工ボンドや速乾ボンドを選びがちですが、実はそれでは素材の違いに対応できず、すぐ剥がれてしまうこともあります。そこで頼りになるのが、コニシ ボンドK10。コンクリート・モルタル・木材など、吸水性も硬さもまったく違う素材を、しっかり“つなぐ力”を持った万能ボンドです。
🔧 K10のポイントおさらい
K10は「手軽に使えて、思った以上に強力」なのが魅力。プロの現場でも、木工用ボンドでは心配だけどK120ほどの強度はいらない──そんな“ちょうどいい場面”で抜群の使いやすさを発揮します。
💡 こんな人におすすめ!
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コンクリート壁に木を貼りたい人
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巾木・モールなど軽量部材を固定したい人
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エポキシは面倒だけど強い接着がほしい人
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室内で使う、においの少ないボンドを探している人
DIYでもリフォームでも、K10が1本あると対応できる範囲がぐっと広がります。
🧰 柴山金物店からのアドバイス
ボンド選びは“素材の組み合わせ”で決まります。木材・コンクリート・金属・プラスチック・・・etc.それぞれに合うボンドを選ぶだけで、作業の仕上がりも耐久性もまるで違うんです。柴山金物店では、K10とK120を実際に手に取って比較しながら選べます。
「コンクリートに棚を付けたい」「木枠を壁に貼りたい」など、現場やDIY内容をお伺いすれば、最適なボンドの種類や使い方を丁寧にご案内します。
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🏠【店舗情報】
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住所:〒329-2161
栃木県矢板市扇町1-6-2 (https://maps.app.goo.gl/JqnLSVZUwNEYoTe46)
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FAX:0287-43-3006
営業時間:月〜金 7:00〜18:00/土 7:00〜17:00
定休日:日曜・祝日
ブログ:[柴山金物店のブログ](https://shibayama.hatenadiary.com/)
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