ボンドG17! 最強の多用途ボンド、その実力と使い方

こんにちは!

暮らしの「ちょっと困った」を解決、柴山金物店です。


「とりあえずG17で大丈夫」って本当?

DIYでも現場でも誰もが一度は見たことがある赤と黒のチューブ──そう、それがコニシのボンドG17です。木、金属、ゴム、皮、布、プラスチック・・・etc.どんな素材でも“とりあえずG17でいける”と言われるほど、万能な接着力を誇るロングセラー商品です。

でも実際のところ、「なんでそんなに何でもくっつくの?」「他のボンドとどう違うの?」「コンクリートや発泡スチロールにも使えるの?」といった疑問を持つ方も多いはず。

この記事ではコニシ ボンドG17の特徴から使い方、注意点、他のボンドとの違いまでを現場目線で分かりやすく解説します。最後には、柴山金物店からの“プロが教えるG17の使い分け”アドバイスも紹介します!


目次

  1. ボンドG17とは?どんな接着剤?

  2. 主な用途と使える素材

  3. 強力な理由:クロロプレンゴム系の仕組み

  4. まとめ:G17は「万能ボンドの王道」


1. ボンドG17とは?どんな接着剤?

コニシのボンドG17は、発売から50年以上も愛され続けている定番の多用途接着剤。
「万能ボンド」といえばこれ!といっても過言ではないほど、プロの現場から家庭のDIYまで幅広く使われています。

パッケージにも書かれている通り、G17は

ゴム・革・金属・木材・硬質プラスチックなど、多用途対応の“強力型”接着剤。

塗って5〜10分ほど乾かしてから貼るだけで、すぐに強力な粘着力を発揮します。その使いやすさと信頼性から「とりあえずG17があれば困らない」という職人も多いです。

🔧 基本スペック

項目 内容
製品名 コニシ ボンド G17
分類 クロロプレンゴム系溶剤形接着剤
主成分 クロロプレンゴム、有機溶剤(トルエンフリータイプ)
外観 淡黄色ペースト状(乾燥後は透明〜淡褐色)
容量 チューブタイプ(20mL〜170mL)、缶タイプ(1kg〜3kg)
用途 多用途:木材・金属・ゴム・皮・布・硬質プラスチックなど
F☆☆☆☆ 健康住宅対応、4VOC対策品

💡 特徴をひとことで言うと

「何でも強力にくっつけられる速乾タイプの万能接着剤」

G17は「接着力」「作業スピード」「柔軟性」のバランスが非常に優秀です。塗って少し乾かすだけで強力な接着が得られるため、金具の取り付けや家具の補修、内装部品の固定・・・etc.“仮止めなしで即接着したい作業”に最適です。硬化後もゴムのような弾力が残るため、振動・衝撃にも強く長期的に剥がれにくいのも特徴です。

🧱 G17が支持され続ける理由

  1. 多用途に対応できる
     木、金属、ゴム、皮、布、プラスチックなど1本でほとんどの素材に対応。

  2. 柔軟な接着層
     硬くならないので振動や変形に強く、靴底や車内部品の接着にも使われます。

  3. 長期耐久性が高い
     乾燥後も劣化しにくく、屋内使用であれば長持ち。

🧰 柴山金物店の現場コメント

「ボンドG17」はまさに“万能の中の万能”。現場では「とりあえずこれで様子を見よう」という時にまず手に取る1本です。木材、ゴム、鉄板、布──すべてにある程度対応できる上、仮止め不要で即効性があるため作業時間を短縮できるのも大きな利点。ただし溶剤系なので屋内で使う際は必ず換気をすること。強力な接着力の裏には、乾燥時の揮発成分があります。


2. 主な用途と使える素材

ボンドG17の最大の魅力は「これ1本でいろんな素材をくっつけられる」こと。名前の通り“多用途型”の接着剤で、木・金属・ゴム・皮・布・プラスチックなど、一般的な素材のほとんどに対応します。現場でも家庭でも「とりあえずG17でいけるかも」という万能さが人気の理由です。

🔩 主な用途

使用シーン 内容
金属の固定 金具・プレート・金属パーツの貼り付け
木工・家具補修 椅子や机、木箱などの修理や接着
ゴム部品の補修 靴底・パッキン・ホース類などの接着
自動車・バイク関連 内装パネル、モール、ゴム部品の固定
皮製品の補修 鞄・ベルト・革靴の接着補修
布・フェルト類の工作 模型製作やクラフト用途
プラスチック部品の固定 硬質塩ビ・ABS・アクリルなど(※一部除く)

このように、木工・金属・ゴム・布・皮などの異素材同士も問題なく密着します。
まさに「一家に1本あれば安心」な万能ボンドです。

🧱 対応素材一覧

素材分類 対応可否 備考
木材・合板 強力に接着可能
金属(鉄・アルミなど) サビや油分を取るとさらに強力
ゴム(天然・合成) 弾性が残るので靴底などに最適
皮・布 手芸や補修にも便利
硬質プラスチック ABS、硬質塩ビ、アクリルなどに使用可
紙・コルク 速乾で工作にも使いやすい
石材・陶器 小面積であれば可(構造接着は不可)
発泡スチロール × 溶剤で溶けるため使用不可
ポリエチレン・ポリプロピレン × 密着しない素材。専用プライマーが必要

💡 G17が特に得意な素材

  1. ゴム系素材(靴底・ホース・パッキン)
     柔軟な接着層で、動きのある部材でも剥がれにくい。

  2. 金属と木材の組み合わせ
     異素材同士でもしっかり食いつく。仮止めなしで即固定できる。

  3. 内装パーツの補修・固定
     車・バイクの内張り、モール、トリム類などの接着にも人気。

  4. 布・皮・ゴムを扱う補修や工作
     乾燥が早く、貼り合わせ後すぐ使えるので手芸・模型用途にも便利。

🚫 不向きな素材・用途

G17は溶剤系のため、以下の素材には注意が必要です。

  • 発泡スチロール → 溶剤で溶ける

  • ポリプロピレン・ポリエチレン → 表面が滑って密着しない

  • シリコーンゴム・フッ素樹脂 → 接着不可

  • 水回りの常時濡れる場所 → 防水ではないため剥がれる


3. 強力な理由 ― クロロプレンゴム系の仕組み

ボンドG17が「万能ボンドの定番」と呼ばれる理由は、その中身──つまり“クロロプレンゴム系”という接着成分にあります。このクロロプレンゴム(別名:ネオプレン)はもともと工業用接着剤やタイヤの補修材にも使われている素材で、弾性・強度・耐久性のバランスが非常に高いのが特徴です。

🔬 クロロプレンゴムとは?

クロロプレンゴムはゴムの一種でありながら、乾燥すると“ゴムのように柔らかく、プラスチックのように強い”性質を持ちます。ボンドG17ではこのゴムを有機溶剤に溶かした状態でチューブに入れ、塗布後に溶剤が揮発してゴム成分だけが残る──この“残ったゴム層”が接着力の正体です。つまり溶剤が乾く=ゴムが固まる=素材をくっつけるという仕組み。乾燥後の接着層はしなやかで、少しの衝撃やたわみにも耐えられます。

⚙️ クロロプレン系が「強くてズレない」理由

普通の木工ボンド(酢酸ビニル系)とは違い、G17は「塗ってすぐ貼る」のではなく一度乾かしてから圧着するのが基本です。

なぜなら──

  1. 乾かすことで溶剤が抜け、表面がベタつく状態になる

  2. このベタベタ同士を圧着すると瞬時に“分子同士が絡み合う”

  3. 結果、貼った瞬間からズレないほどの初期接着力が発生する

この「一度乾かしてから貼る」工程によって、G17は仮押さえ不要で貼った瞬間にピタッと固定できるのです。

💪 接着層が「柔らかくて強い」

乾燥後のG17は硬化してもゴムのような弾性を保ちます。この性質が他の接着剤にはない“耐久性の高さ”を生んでいます。

  • 硬化してもパリパリ割れない

  • 衝撃や振動に強い

  • 素材が動いても剥がれにくい

そのため靴底・車内パーツ・ゴムホースなど動きのある部材や振動する場所にも最適です。

🔥 熱や振動にも強い理由

クロロプレンゴムは熱や振動に対しても安定した構造を保ちます。金属やゴムなど熱膨張の違う素材を組み合わせても接着層がしなやかに追従してくれるため、長期間のズレや剥がれを防止できます。また、−20℃〜80℃程度までの温度変化なら問題なく耐えられるため、室内はもちろん車やバイクなどのパーツ接着にも使われています。

🧰 柴山金物店のひとこと

G17の“強さ”は単なる粘着力の話ではありません。本当の強さは「固くないのに剥がれない」というゴム系特有の弾性力にあります。職人さんでも木工用ボンドのように「塗ってすぐ貼る」とうまくいかないことが多いですが、正しく乾かしてから貼るとまるで溶接したようにピタッと密着します。この“弾性のある接着”が、G17が何十年も定番であり続ける理由です。


4. まとめ:G17は万能ボンドの王道

「ボンドG17って、結局どんなボンド?」──その答えはシンプル。

“どんな素材にも強力にくっつく、多用途ボンドの王様” です。

木、金属、ゴム、皮、布、プラスチックなど、ありとあらゆる素材をこれ1本で接着できる汎用性。しかも速乾・強力・柔軟という三拍子がそろっているのが、半世紀以上に渡って支持されてきた理由です。

🔧 G17のポイントおさらい

特徴 内容
分類 クロロプレンゴム系溶剤形接着剤
対応素材 木材・金属・ゴム・皮・布・硬質プラスチックなど
接着タイプ 両面塗布・圧着式(速乾タイプ)
強み 初期接着力が高く、仮止め不要
特徴 弾性があり、振動・衝撃にも強い
不向き素材 発泡スチロール・PP・PE・シリコーンなど

「貼ってすぐ強い」「どんな素材にも対応」「作業が早い」──
これらの条件をすべて満たす接着剤は、今もなおG17が代表格です。

🧰 柴山金物店からのアドバイス

ボンド選びに迷ったらまずG17。どんな素材でも試せる「万能型」でありながら、
きちんと下地を整え乾かしてから貼ればプロ顔負けの仕上がりになります。ただし、コンクリートや重い素材など、構造的な接着が必要な場合はK10やK120の出番。素材の種類と目的に応じて使い分ければ、失敗知らずです。

「木も鉄もゴムも、とにかく何でもくっつけたい」──そんな時の1本がG17。ボンドの違いで迷ったら、ぜひ柴山金物店にご相談ください。実際の素材を見ながら、最適なボンド選びと使い方をアドバイスいたします。

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🏠【店舗情報】

店名:株式会社 柴山金物店(しばやまかなものてん)  
住所:〒329-2161
   栃木県矢板市扇町1-6-2  (https://maps.app.goo.gl/JqnLSVZUwNEYoTe46)  
電話:0287-43-5453  
 FAX:0287-43-3006  
営業時間:月〜金 7:00〜18:00/土 7:00〜17:00  
定休日:日曜・祝日  
ブログ:[柴山金物店のブログ](https://shibayama.hatenadiary.com/)

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